社会福祉法人 設立趣旨

 誰もが人間として尊厳をもって障害の有無や年齢に関わらず、家庭や地域で希望を持って安心して暮らせることを願っています。

 しかし、平均寿命の伸長や出生率の低下に伴う人口構造の変化、核家族や女性の就労の増加等による家族構成の変化、産業・就労構造の変化、更に都心部への人口の集中化など社会構造は大きく変化し、社会的な支援がなければ個人として自立して生活することは困難となってきています。

 なかでも、養育が必要な未就学児や介護を必要とする高齢者、心身にハンディキャップを持つ障害者など社会的に支援が必要な人々はハード、ソフトの基盤は十分とは言えずその生活維持には大きな不安があります。

 

 私たちは、1999年に特定非営利活動法人しみんふくし滋賀を立ち上げ、それぞれの地域に住む全ての人が、それぞれの持つ能力に応じて主体的に生活が出来るよう「市民福祉社会」の実現を目指して10数年間に亘り、各般の事業を展開してきました。

 とりわけ、保育事業にあっては、法人設立以前の1991年4月から24時間保育などの無認可保育所を開設し、2005年9月からは特定非営利活動法人として、滋賀県内で最初の認可保育所を経営してきました。

 保育需要の高まりの中、今日では60余名の児童を保育する施設となってきました。

 開所当初は比較的ゆったりとした保育空間でしたが、数多くの児童の受け入れで狭隘となり、加えて、施設前道路の交通量の大幅増加による安全の確保など十分な保育環境とは言えなくなってきました。

 また、野洲市における待機児童解消のための市有地を活用した保育所整備計画に呼応した新たな保育所整備をすることで、子ども達の健やかな成長を支援する時期が来ました。しかしながら、特定非営利活動法人単独で新たな保育所を整備することは、財源面から困難でありますが社会福祉法人が整備をする場合には相当の公費助成が得られます。

 

一方、高齢者の住まいや暮らし方の問題、女性の就労に関する支援など既成の制度では解決できない現状について、わたし達はあらゆる場面で発信し、福祉のネットワークという絆をより強く結ぶ住みよいまちづくりが求められています。

 そのため、特定非営利活動法人しみんふくし滋賀の“「市民福祉社会」の実現”の理念を継承するとともに、地域における社会福祉(地域福祉)の推進に寄与する「社会福祉法人しみんふくし滋賀」を設立しようとするものです。

 

2015年 4月 1日